紫外線対策について

皮膚から人を元気にしたい

 

理学療法士の高橋美穂です。

 

 

今回から具体的な紫外線対策についてです。

 

 

 

紫外線を予防するには、紫外線に当たらないことが一番です。

 

 

しかし、この地球上に生活する以上全ての紫外線を避けることは

 

不可能です。

 

 

 

日焼け止め製品や日傘、帽子、サングラス等を

 

活用して皮膚に紫外線が当たらないようにすることしか

 

ありません。

 

 

 

 

 

世界一の紫外線対策先進国と言われている

 

オーストラリアは国策として紫外線対策に徹底的に取り組んでいます。

 

年間にオーストラリアで発生するガン患者さんの

 

半数以上が皮膚ガンである事実からも

 

その取り組みの重要性が納得できます。

 

 

移住した白人の方(メラノサイトの数が少ない)の発症が多い

 

とも言われています・・・。

 

 

 

*オーストラリアの取り組み

 

『スリップ・スロップ・スラップ・ラップ』

 

このスローガンは、紫外線予防のために取るべき行動を

 

示す言葉で、

 

特に子どもへの紫外線予防指導として対策されているようです。

 

次のような意味があります。

 

 

 

長袖のシャツを着よう!

Slip on a long sleeved shirt!

 

日焼け止めを塗ろう!

Slop on some sunblock!

 

帽子を被ろう!

Slap on a hat that will shade your neck!

 

サングラスをかけよう!

Wrap on some sunglasses!

 

 

 

 

子どもの時に大量の紫外線を浴びることが

 

将来的な健康被害リスク(皮膚トラブルを含む)

 

を高めるため、

 

紫外線から子どもを守ろうということで、

 

このスローガンが誕生したようです。

 

 

オーストラリアの紫外線対策は世界で

 

最も歴史が古く、紫外線の害を予防しよう

 

という考えは国民の間に広く浸透しています。

 

 

 

日本は特に紫外線対策後進国と言われています。

 

その背景に・・・

 

・日本人のメラノサイトの数は白人の方より多いこと。

(メラノサイトの数が多いとその分メラニン色素が放出され皮膚を守ってくれるため)

 

・オーストラリア等の諸外国に比べ地域的に紫外線量が少ない。

(現在、紫外線量は日本でも多いとされている情報もある)

 

 

しかし、

 

皮膚トラブルからの予防を考える上で

 

紫外線に対し少しでもアンテナを張り、

 

対策を実行する

 

必要があると思います。

 

 

 

 

次回はSPFとPAの本当の意味、紫外線吸収剤と散乱剤の違いについてです。

 

 

 

*ブログ内の写真はネットよりお借りしています。

 

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日本アレルギーリハビリテーション協会

 

 

長野リハビリテーション研究会ACT

 

 

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今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

高橋美穂